お口の中のできものが気になる方へ

口の中のできものにはいくつかの種類があります。
色や形、腫れる、痛み、出血など症状もまちまちです。

そして、一時的な良性なものから全身にかかわる悪性の病気までさまざまで、中でも悪性のものは症状を自覚した時には手遅れのこともあります。

 

 

口の中のできもの

 

口腔がん(癌)

がん(癌)は、現在の日本では2人に一人が罹患するといわれている治療が非常に困難な病気です。

口腔の組織も加齢とともに増加する傾向にあり、若くても発症する人もいます。

原因として遺伝子や習癖による機械的、化学的刺激、ウィルス、免疫反応の欠如などが言われていますが、特定はできていません。


従って、根治的治療法は外科処置により切り取る手術が主体で、拡大や転移した場合の治療法は放射線や薬による治療が主体となります。

大きさが1センチメートルレベルのものと2センチを超える大きさとでは5年生存率が大きく異なります。

したがって、早期の発見と日ごろから誘因となる因子を排除するための予防をすることが重要と言われています。

 

あなたのお口の中は大丈夫でしょうか?

癌は、体の一部が変化して発症することから自覚症状に乏しく、わからないうちに発症して拡大進行してしまいます。

組織を破壊しながら大きくなるために運動や神経の間隔など体の機能が麻痺してきます。

したがって、日ごろから定期健診を受けて早期に発見してもらうことが重要です。

 

検査による早期発見が重要

日本における口腔がん死亡率は46.1%(2013年)と高く、米国19.1%(2013年)等から比べて遅れています。

その理由として、日本における口腔がん検診および口腔検診の受診率が2%と非常に低いことが言われています。

欧米では口腔の健康に関する関心が高く80%の方が受診されています。

従って、日ごろから「かかりつけ医院」により口の変化のチェックを受けて、癌になる前(前がん状態)の早い段階で適切な検査を受けて治療方針を決めていくことが重要となります。

癌は全身への転移を起こします。したがって、口の中で診断が得られた場合には、高次医療機関におけるPET-CTによる腫瘍の範囲と他臓器への転移の有無の検査が必要となってきます。

 

(図)下顎前歯部歯肉癌とPET-CT検査によるFDG集積所見(矢印部分)。

(図)下顎前歯部歯肉癌とPET-CT検査によるFDG集積所見(矢印部分)。


この他、頸部リンパ節、肺、胃、肝臓、膵臓、腎臓、骨、等他臓器への転移を調べます。

日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/public/

口腔がん撲滅委員会 https://www.oralcancer.jp/

 

早めの受診をおすすめします。

検査の主体は、病理組織診断による確定診断が必要です。

組織検査や細胞診断検査は病変の一部や細胞の一部を採取する簡単な検査です。

迷われている方は、早めの受診をお勧めします。

あなたのために、お口の定期検診をお勧めします。

 


お口の中のできものに関する個別相談のご案内

当院では、患者さまのお口のお悩みにお答えするため、
口の中のできものに関する相談を受け付けております。

どんなことでも構いませんので、1口腔1単位の治療が行える私たちに、
お話ししていただければと思います。

ご興味がある方は、こちらからお問い合わせください。